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Channel: KH1の最旧アイドル・パトロール(独りよがり歌謡エッセイ)
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甲斐智枝美の巻・その②

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 先週の土曜日の午後、文化放送を聴いていたら総務省の広報が流れたんですが、そこで懐かしい言葉を聞きました。その広報とは次のようなものでした。
 
総務省関東総合通信局からのお知らせです。
『パーソナル無線の改造は禁止?。見つからなきゃOKさ』
『ちょっと待った。ぼくは電波利用のパトロール、でんぱ君』。
無免許、免許切れ、改造パーソナル無線の使用は電波法違反です。免許が切れていないか確認して下さい。
『電波のルールを守ってね』
 
 パーソナル無線(!)・・・・・まだあったんですね。現役なのに、懐かしい存在です。それが誕生したのは'82年の事。届け出だけで使用出来るパーソナル無線はハムより手軽で、市民無線より高性能。モービルを中心に大ブームになりました。ボクもマイカーに取り付けた事がありますが、それは'92年の事でした。誕生後10年も経ってから取り付けるなんて、ブームを通り越して当たり前のカーグッズとして定着していたんですね。
 
 自分的には諸般の事情で約1年しかその無線機を使わなかったんですが、そのせいもあってパーソナル無線なんてすっかり忘れていました。また単なる連絡用なら携帯電話で事が足り、無線マニアでもなければ使う人は少なくなっているんでしょうね。誕生から32年、まだ現役だったとはねぇ・・・。
 
 登場直後は各無線機器メーカー多数のトランシーバーを発売しましたが、中でも最も力を入れていたのはNECでしたね。なんたって普及促進の為にラジオ番組を作ったくらいですから。'83年の秋からTBSラジオの土曜20時半~20時55分に放送されたその番組は「感度5(メリット・ファイブ) ハロースカイバード」といい、甲斐智枝美がパーソナリティーでした(ちなみに「スカイバード」とはNECのパーソナル無線機の名前です)。チェミィ目当てでボクも何度か聴いた事がありますが、時間が時間だけに普段は「全員集合」の方を観てましたね。
 
 その事が聴取率に影響したのかどうかは分かりませんが、'84年の春からは日曜日の14時30分~15時に放送時間が移動しました。この手の番組は下手すりゃ1クール、良くて半年くらいの放送が普通なので、時間移動したとはいえ改編を乗り越えたのは、意外と人気番組だったんですかね(それともスポンサーの意向での継続?)。
 
 結局「感度5・HS」の放送は1年間でしたが、'84年の秋からは「飯島真理のまりン局 ハロースカイバード」という番組が継続されています(聴いた事がないので推測ですが、「まりン局」は「マリンステーション」と読むのかもです)。おそらく半年くらいの放送だったのだと思いますが、「ハロースカイバード」は計1年半も続いたんですね。当時のパーソナル無線人気が解る事実です。
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