このブログを見て下さる方なら「近藤久美子って誰?」という人はいないでしょうが、一応説明するとそれは「相本久美子」の事です。彼女は'74年、近藤久美子の芸名で歌手デビューしました。でもね、本名は「相本」なんですよ。どういう狙いで「近藤」にしたんですかね。どちらかといえば「相本久美子」の方がアイドルっぽい気がしますが。
そんな近藤久美子ですが、すっごく可愛かったし、歌もノリノリのアイドルポップスだったんですが・・・・・売れませんでした。解らんもんですね、あんなカワイイ娘が。で、それは名前が悪いのではと考えたのか、約1年半後に本名に改名しました。その後のブレイクぶりはみなさんご存じの通りです。
その改名なんですが、それはドラマ「花吹雪はしご一家」出演中に行われました。ご存じですか、「花吹雪はしご一家」。TBS水曜劇場の一本で、「時間ですよ」や「寺内貫太郎一家」ほどは知名度は高くないかもしれませんが、面白かったんですよ。近藤久美子はそのドラマのヒロインで、挿入歌「初夏景色」も歌いましたが、天地真理や浅田美代子ほどは「水劇出身アイドル」とは認識されていませんね(ちなみにそのドラマには浅田美代子も出演していますが、珍しく憎まれ役に回ってます)。
そのドラマには近藤久美子として出演し、OPにもそうクレジットされましたが、途中から「相本久美子(近藤久美子改め)」と表示されるようになりました。当時は「何で途中で名前を変えるの?。最初から変えりゃいいじゃん」なんて感じましたが、いま思えば改名をアピールする為の作戦だったのでしょうね。