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Channel: KH1の最旧アイドル・パトロール(独りよがり歌謡エッセイ)
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きゃんみゆき&林檎プロモーションの巻('86)

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 昨日の「もんた隊の巻」で「コアなアイドルファンなら意外と知っている人も多いかも」と書いたのは、そのPVが流れたのが「ポップン電気箱(てれび)」だったからです。音楽PVを集めて流す番組でしたが、アイドル物も多く、当時アイドル歌謡を録画収集していた人には必録の番組だったと思います。

 その日の放送で同じく流されたのは「きゃんみゆき&林檎プロモーション『すたぁ行進曲』」。どうでもいいようなアイドルだったら同じ日に流れたアナの企画曲なんて忘れてしまうかもしれませんが、マニアックなファンなら「すたぁ行進曲」と共に「初恋は忘れていない」も忘れていないでしょうね。

 その「きゃんみゆき&林檎プロモーション」ですが、ユニット的なそんな括りになっていますが、一応はきゃんみゆきのみが本当のタレントです。林檎プロモーションとはきゃんみゆきの所属事務所であり、3人のメンバーは社長、事務員、マネージャーとなっています。

 「林檎プロモーション」が所属事務所と言いましたが、実は某(弱小)出版社がバックにあり、そこが本当の事務所のようです。では何故3人の女の子に新人アイドルの売り込みを任せたのか。深読みですがね、上手く行ったら儲けは吸い上げ、外れたら事務所をつぶしてハイそれまで、という考えがあったんじゃないですかね。知ってか知らずか、3人の女の子たちはがんばっていたようですが。

 基本的にタレントはきゃんみゆきですが、4人のユニット的に売り出したのは何でだったんでしょうね。きゃん一人じゃ弱いと考えたのか、どうせなら自分たちもタレント活動しちゃおうかというつもりだったのか、それともバックの会社の指示か。今となっては分かりませんが、上手く芸能界の波に乗れなかった事実だけが残りました。

 今回紹介するのは、代表取締役事務員・高瀬笑美子の著書「すたぁ行進曲 りんごの詩」です。林檎プロモーション設立の経緯を追ったセミドキュメンタリー小説ですが、レコードデビューの半年以上前からこんなプロモーションを始めていたんですね。
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 この本には「№1」と書いてあるし、巻末には第二弾の予告も載ってます。しかし「本当に第二弾なんて出たのかな」・・・・・と思っていたんですが、本当に出ていたらしいです。いやもうネットてのは何でもありですね。検索したらこの本がネットオークションで売られていて、しかも№1、№2の2冊セットだったんです。ボクは「どうだ、ボクはこんな希少本を持っているんだぞ」と誇らしげにここへ公開したんですが、今や金さえ払えばあっさり手に入る、それも2冊セットで、という時代になっていたんですね。お恥ずかしいです。
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「ステレオ」のマークが表示されていますが、音声多重放送開始8年も経つのに、まだそんな時代だったのか。







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