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Channel: KH1の最旧アイドル・パトロール(独りよがり歌謡エッセイ)
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岸本加世子の巻('77)

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 喜劇役者の伊東四朗氏を好きな人は多いでしょうが、ボクはそれを超えて大尊敬しています。あれはいつだったか、かなり前だったと思いますが・・・・・15年くらい前だったでしょうか。伊東さんが「ごきげんよう」に出演した時、OPトーク部で突然、ミラーマンの歌を唄いだしたんです。
 
♪朝やけの光の中に立つ影は ミラーマン ミラーマン 鏡に世界を通りぬけ・・・
 
 伊東さんともあろう大物役者が子供向け番組、それも30年くらい前の番組の主題歌を完璧に唄えるなんて驚きです。本人が言うには「当時、子供と一緒に観ていて覚えちゃった」そうですが、「ウルトラマン」のようなメジャー番組の歌ならともかく、いやそれだって何十年も経てば普通の大人は忘れちゃいますよ。伊東さんは何て記憶力が良いのでしょう。しかも、失礼ながら「どうでもいい、くだらない事」を良く覚えてらっしゃる(←逆説的な褒め言葉です)。それ以前から伊東さんには好感を持っていましたが、更に大尊敬するようになりました。
 
 その伊東さんは「親父・熱愛」(文化)という番組を続けていらっしゃいますが、10日(土)の放送でもビックリの知識を披露して下さいました。コーナーで歌手・荒木一郎の話題が出たんですが、すかさず伊東さんはこう語りだしました。
 「『ムー一族』(正しくは『ムー』)ってのがあってドラマが、その時、岸本加世子ちゃんが唄った歌が『北風よ』って歌だったんだけど、それを作った人なんです。♪北風よ空を駆けめぐり~、って歌なんだけどね」。
 いくら連続ドラマで共演していたとはいえ、決してヒットしたとはいえないアイドルソングを憶えていて、しかも部分的にとはいえ唄えるなんて、脅威の記憶力です。当時の伊東さんは40歳で、現在の感覚ならまだまだヤングといえる年齢ですが、あの頃は完全なオジサン世代。新人アイドルの歌なんて右耳から左耳に聴き流していてもおかしくないのにね。
 そんな伊東四朗氏の記憶に残った岸本加世子ちゃん。デビュー曲がヒットせず、このまま終わるのかと思ったんですが、なんだかんだで行き続け、現在では大女優になっていますね。
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