あれは'90年くらいの事だったと思いますが、結城市のキンカ堂へ買い物に行って帰ってきたおふくろが、こう訊いてきました。「中山忍って知ってる？」。「知ってるよ、中山美穂の妹だろ」と答えるボクに、「ああ、そうなのか」と納得するおふくろ。どういう事かというと、キンカ堂に中山忍が営業で来ていたらしいのですが、おふくろはそんな歌手を知らない。会場で居合わせた女子高生の２人連れも「中山美穂なら良かったのに」と言ってたらしいですが、おふくろもそれを聴いて「中山美穂なら知ってるけど」と思ったらしいです。ドラマデビューして2～3年後の事ですが、まだその程度の認識だったんですね。
いや、'90年に「まだ」どころか、現在でも中山忍の認知度はその程度かもしれません。今深夜放送の「じっくり聞いタロウ ～スター近況㊙報告～」（テレ東）という番組に忍ちゃんが出るのですが、ラテ欄の表記は「中山美穂妹」でした。ドラマデビューから28年も経つのに、未だに・・・。でも決して忍ちゃん自体がマイナーな存在という訳ではないのです。女優としてドラマに出続けており、芸能活動では姉の美穂ちゃんよりも売れっ子かもしれません。なのに、世間の知名度では、姉・美穂に遠く及ばないんですね。下の記事では「（中山美穂が姉という）もはやそんな枕詞は必要ない」と〆られていますが、いつになったらその肩書が必要なくなるんですかね。